絶望からたった一言で復活した話

僕は、クビになりました。

ホテルの専門学校を卒業して、
新卒で入った、
神戸の専門式場を4ヶ月でクビになりましたよ。

クビにするつもりで、
とりあえず、大量に採用するんだったら、
採用しないで欲しかった。

他にも色々、就職先が進んでいたのに。

あの日、21歳の7月。

専門式場の営業終了後の
レストラン会場で、
自主都合の退職届を書くように3人の上司に誘導され、

明日から来なくていいと言われ、

小雨の中、帰りながら、
おかんに電話したことを覚えています。

内容は忘れました。
とりあえず、奈良の実家に帰っておいでと言われました。

絶望しながらも、
ホッとしたことを覚えています。

やった！お客さんを邪険にしている、
あの経営者の元から離れられる！
とも、思いました・・・・。

こんにちは、飲むさんこと
野村です。

僕は、前職の大阪のホテルに入る前に、
新卒で入った、神戸の専門式場を4ヶ月でクビになりました。

多分、前職の人にも、話したことはないと思います。

なぜクビになったか？
家族経営でやっている、社長と、奥さん(専務)と、合わなかった。
特に奥さん(専務)。

僕は、マウンティングする人(自分の優位性を相手に示そうとする人)とは、
学生の時から合わない。

中学生の時、ヤンキー層にいじられて、
ヘラヘラしている、同級生の男子達がよくわからなかった。

なんで？肩パンされて、ヘラヘラしてるの？
なんで、嫌なそぶりをしないの？

僕は、
ペコペコすることができない。

こびへつらうことができない。

ごますりができない。

サラリーマンとしては向いていない。

そんなこんなで、
会社の社長、奥さん(専務)と合わなかった。

以上、
回想おわり。

ホテル学科ブライダルコースの専門学校を卒業して、
神戸の専門式場に新卒で入社して、

7月に、4ヶ月でクビになりというか、
クビになんかできないので、
同期3人とも、
自主都合で辞めさせられ、

人生を絶望していました。

まじか・・・。と

高校3年生の時に立てた目標は、
専門学校に行って、ブライダルの会社に入ること。

そして、新卒で無事入ることができました。
ただ、4ヶ月でクビになりました。

どどどどうしよう！

ただ、
せっかく神戸で一人暮らしをしているので、
そこから1ヶ月間は、

この絶望の時を楽しもうと、思っていて、

その当時、新しくできていた、
神戸空港島の婚礼会場のバイトをやりながら、
PSPのモンスターハンターをがっつりやって、

9月に奈良の実家に戻りました。
また、就活の始まりです。

しかし、

4ヶ月で自主都合で辞めたと、
履歴書に書いているやつに、
就職先はなく、

と言うよりも、もし、クビになったって言ったら、
それこそ、
僕が面接官だったら、速攻で落とします。

だから、
面接練習が辛かった。

だって、思ってもないことを
言わないといけないから。。。

転職支援の人に、面接のことを
わかったように、指摘されたことを
実家の部屋で思い出して、

折りたたみベットを、
思いっきり踏みつけました。

少し、スッキリしました。

思ってもないことを言うのは、辛すぎる・・・。

次の面接が落ちたら、
もうアルバイトしよう！

そして、
次の面接は、あっさり落ちました。

なので、
2009年11月に、ホテルの宴会場のバイトを始めました。

そういえば、僕って、
専門学校は、
ブライダルコースだけど、ホテル学科だったんで。

とりあえず、ホテルやるかっていうノリです。

大阪のホテルの宴会場のバイトを
たくさん回りました。

そのうち、
時間がフリーで入れるんだったら、

大阪の高級ホテルは、
仕事の発注がたくさんあるから、がっつり入ったら、
いいんじゃないか？と派遣会社の人に言われました。

高級なブランドだったんで、
僕には無理じゃないかな？と思って、
辞めようとしたんですが、

とりあえずその高級ホテルで働くことにしました。

バイトで働きながらも、
すっかり僕は、自信を失っていました。

人生・・

うまくいかない。
うまくいかない。
うまくいかない。

高校3年生の時に、

大学には行けるにも関わらず、行かないって、言って、
おとんと、言い争った上、

しぶしぶ専門学校に行かせてもらったにも関わらず、
何もうまいこといっていない。

世界中の人間から、否定されても、
自分が正しいって、言い続けることはできますが、

たった1人の自分に、

否定されることが、
こんなにも、辛いことだとは思いませんでした。

この時は、
すっかり自信をなくてしていました。

そんなある日。
ここのホテルの
宴会場でサービスをしている時に、

宴会場のアシスタントマネージャーの人に、
唐突に、
「君いい動きしているね！」
って言われました。

正直、
ホテルの専門卒なんだから、
そりゃあ、大学生のアルバイトとは違いますよ！
って思いましたがw

そんなこと言わずに、
その場は、ありがとうございます。って言いました。

家に帰って、部屋にいる時に、

宴会場のアシスタントマネージャーの
「君いい動きしているね！」

ふと思い出しました。

「そうか・・俺はいい動きをしているのか。」

ゲストに喜んでもらう為に、
専門学校の時に、笑顔でサービスしていたのは、
間違いじゃなかったんだ。

新卒のクビになったところでは認めてもらえなかったけど、
この高級ホテルの宴会場のアシスタントマネージャーになるような人は、
認めてくれるんだ・・。

そう思って、部屋で泣きました。

この日から、自信を取り戻しました。

そこから、ここのホテルのアルバイトから社員になりました。
社員の時に、アルバイトの人に優しく接するようにしました。

自分がこれで、
自信を取り戻したので、

僕も他の人に
優しい言葉をかけようと意識していました。

おわり